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​脚本・作詞・演出

横山清崇

先日、夏の高校野球が終了しました。東北勢初めての優勝とのことで話題になりました。大会期間中、特集番組が連日放送されることから判るように、高校野球からはプロ野球とは異なる感動を得ることが出来ます。それは、ティーンエイジャーたちだけが持っている、特別な「輝き」があるからです。

ミュージカルの世界にも同じことが言えます。プロの大人の俳優たちに比べて、技術的には完成されていなくても、この時期でしか見ることが出来ない「輝き」は確実に存在します。ただ、残念なことに日本のミュージカル界では、ティーンエイジャーたちだけに焦点が当てられた作品が本当に少ないのが現状です。

機会自体がなければ輝きようがありません。であれば、その世代の為の作品を創ろうという趣旨のもと、この「Stardust Dream」が完成しました。

登場人物たちのキャラクターやエピソードなどは、ティーンエイジャーたちとのワークショップを通じて生まれてきました。ですから、きっと「どこかで会った気がする」感覚になるはずです。

初演から一貫している方針は、「大人の役者は一人も出さない」ということです。これは、なかなか大変なことです。お芝居はナマモノですから、とんでもなく良くなる時も、全くダメダメな時もあります。キャリアや経験がある大人たちは、その振り幅を狭くすることができますが、そこに頼れません。でも、だからこそ、作品に対する責任感が醸成される余地があるのです。実際、過去の公演では、リハーサル期間から公演期間までの間に、人間として大きな成長をみんなが遂げてくれました。

この作品にチャレンジし、出演することで、その先に続く人生の大きな糧になると信じています。